星野陸也は地元茨城での欧州ツアーで悔しい敗戦

◇国内＆欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント！ 最終日（23日）◇PGM石岡GC（茨城）◇7039yd（パー70）

星野陸也の海外ツアー初優勝は、新記録の更新とともに崩れ去った。4位から2バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「75」をたたき、通算6アンダー。23位と大きく後退してフィニッシュし、連続60台のラウンドの日本ツアー記録は前日の「17」でストップした。

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2打差逆転を狙った前半にスコアを落とした。右ラフからの2打目をバンカーに入れた2番でボギーが先行。5番（パー5）のバーディで戻したが、続く6番でフェアウェイからのセカンドがグリーンをとらえられず再びボギーを喫した。「きのうよりグリーンが硬くなって、伸ばす側も気を付けないといけないと思った。アンダーパーに持っていけず、焦りもあった」と、悪い流れを断ち切れなかった。

自らに呆れたショットは8番（パー3）、8Iでの第1打でグリーンを大きく左に外して、このホールからの連続ボギーを呼んだ。ミスショットをアプローチでもカバーできず、「あいまいではなかったけれど、しっかり決めて打てなかった」と嘆いた。

昨年10月に国内ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で優勝したコースは、実家から車で30分。小さい頃から何回もプレーしてきた18ホールのグリーンは「本当に今までで一番、硬いんじゃないかというくらい。ピンポジションでこんなに難しくなるんだと思った」と振り返るほど様変わりした。

「久々にこんなに日本ツアーで打った…」と大叩きが悔しい。「次に生かせる部分はたくさんある」と顔を上げて、サインの列をつくるファンのもとに向かった。（茨城県小美玉市／桂川洋一）