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53歳も試行錯誤 石川遼は週末にエルスと2サムプレー

◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 3日目(22日)◇PGM石岡GC(茨城)◇7039yd(パー70)

久々の再会を喜んだ反面、思うようにスコアを伸ばせなかったムービングデーが口惜しい。4アンダー39位から出た石川遼は前半5番(パー5)までに2バーディを奪った後、3ボギー。同組で回ったアーニー・エルス(南アフリカ)とともに「71」と後退し、通算3アンダーの51位で最終日を迎える。

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リーダーボードの上位も望めそうだった序盤を経て迎えた6番。1Wショットに続いて2打目もバンカーに入れた石川は、3打目でピンを2mオーバーさせた。強烈な下りのパットを沈められずボギー。「易しいバンカーだったのでセーブしたかった」と悪い流れを生んだ。

後半16番(パー5)ではフェアウェイからの2打目をミスヒットしてグリーン手前のラフに。17番(パー3)は8Iでのティショットが手前バンカーに落ちた。向かい風の読みと、「保険をきかせていなかった」という判断を反省。「悪い方へ行って、簡単に1打落とした感じ。16はバーディが獲りたかったし、17は冷静にパーで行きたかった」と終盤の後退も悔しい。

かつて「ザ・プレジデンツカップ」の世界選抜で一緒に戦ったエルスとのコミュニケーションは、早朝のパッティンググリーンの握手から始まり、最後まで会話に花が咲いた。

「昔の方がドローも多用していた感じで、左サイドにダウンスイングでシフトしていた。ドローもフェードもめちゃくちゃ使い分けるイメージ。きょうは右足に軸を置いて、その場で回転するようにフェードを打っていた。左足をあそこまで蹴ることも昔はなかったですね」。

53歳になっても試行錯誤を続ける様子を間近で眺め、最終日も同じ2サムでプレーする。「悪い感じではないので良いスコアが出てくれるのを待つだけ」とガマン強くプレーする。(茨城県小美玉市/桂川洋一)

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