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プロ初Vでリベンジへ 「64」で蝉川泰果が首位浮上

◇国内男子◇関西オープン3日目(15日)◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)◇7051yd(パー71)

2番のボギー先行で、蝉川泰果のスイッチが入ったのか。3番で5mを沈めてバウンスバックすると、4番も4mを入れて連続バーディ。13番は1m、最終18番パー5は2オン2パットだったが、4m前後の“いい距離”を決めまくった。

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「外したチャンスもありました」と余力を残すように9バーディ、2ボギーの「64」をマークして、12位から後続に3打差をつける単独首位に躍り出た。

「パットがすごく良かったです」。今週、パターを替えた。昨年の「パナソニックオープン」「日本オープン」で優勝したアマチュア時代から使い続けたエースのピン PLD ミルド アンサーに戻した。

用具契約を結ぶピン社の担当者に「戻した方がいいんじゃない?」と助言を受け、従った。この日のスタートが1時間遅れる要因となった雨で、晴天が続いた予選ラウンドからグリーンコンディションは変化した。「うまくアジャストできました」と、それもプラスに作用したかもしれない。

アマチュアだった1年前の悔しさを忘れない。兵庫・よみうりカントリークラブ開催だった前年の「関西オープン」。単独首位で迎えた決勝第3Rで4打差3位に後退。逆転を目指した最終日最終組で「77」と崩れ、17位に終わって号泣した。「自信を持つきっかけになったけど、すごく悔しかったです」と振り返る。

今大会が初タッグ、男女ツアーで39勝をサポートしてきた清水重憲キャディが言う。「日本オープン(昨年10月)で徹底してドライバーを使って優勝したり、きっと“イケイケ”なんかなあって思ってましたけど、そうでもないですね。マネジメントをしっかり考えて、僕にも相談してくれて。うまくバランスが取れたプロだと思います」

蝉川は今週もパー3を除く14ホールで、ドライバーを12回握る。アグレッシブなスタイルを貫いているが「ちょっと大人になったかな、と思います。無茶しなくなったかな」と笑った。

昨年11月「マイナビABC選手権」から海外5戦を含め、プロ11戦目。「リベンジしたいですね」。ストーリー的にもプロ初優勝となるツアー3勝目の理想のシナリオは出来上がっている。(大阪府堺市/加藤裕一)

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