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19歳・長野泰雅が狙う10代V 過去の達成例は?

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(2日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

細野勇策田中裕基ら20歳の活躍が光った開幕戦で、最終日は今季最年少シードの19歳が気を吐いた。30位スタートの長野泰雅が1イーグル6バーディ、1ボギーの「64」をマークし、通算14アンダーの8位に急浮上して4日間を終えた。

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ゴルフの強豪校・沖学園出身。3年時の2021年にプロ転向し、翌22年のプロテストを19歳でトップ通過した逸材だ。同年のルーキーシーズンは「日本オープン」で3位に入るなど賞金ランキング30位で堂々の初シード入り。ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」への出場も果たした。

「出だしは大事なので気合いを入れてきた。トップ10に入ろうと思って最終日は頑張りました」と意気込んで臨んだ初めての開幕戦。最終日はスタートホールの1番こそ3パットのボギーとしたが、「それ以外にミスはなかった」と一気に加速した。4番(パー5)では残り220ydから5Iで2オンに成功し、15mをねじ込んでイーグルを奪う。後半は3連続を含む5つのバーディを重ね、終盤のリーダーボードを駆け上がった。

2年目のシーズンながら「常に優勝できる位置で回っていたいし、いつでもトップ10にいたい」と目標は高い。課題とするパットが安定すれば「優勝を狙えると思う」という自覚もある。目指すのは10代での初優勝。残されたチャンスは、誕生日の5月6日まで「あと3試合しかない」としっかり頭にインプットされている。

「去年は(プレー内容に)波があったけれど、去年より上手くなっていると思う。今日もあまり調子は良くなかったけれどスコアをまとめられた。あと3試合で(優勝)できるように頑張りたい」。実現となれば、石川遼ハン・ジュンゴン(韓国)、松山英樹に次ぐツアー史上4人目となる。(三重県桑名市/塚田達也)

<国内男子ツアーの10代V>
・15歳245日/石川遼(アマ)/2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」
・17歳46日/石川遼/2008年「マイナビABCチャンピオンシップ」
・17歳284日/石川遼/2009年「ミズノオープンよみうりクラシック」
・17歳319日/石川遼/2009年「サン・クロレラ クラシック」
・17歳354日/石川遼/2009年「フジサンケイクラシック」
・18歳17日/石川遼/2009年「コカ・コーラ東海クラシック」
・18歳227日/石川遼/2010年「中日クラウンズ」
・18歳353日/石川遼/2010年「フジサンケイクラシック」
・19歳41日/ハン・ジュンゴン/2011年「ミズノオープン」
・19歳58日/石川遼/2010年「三井住友VISA太平洋マスターズ」
・19歳261日/松山英樹(アマ)/2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」

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