片山晋呉 スイング分析
2009年 ダンロップフェニックストーナメント
期間:11/19〜11/22 場所:フェニックスカントリークラブ(宮崎)
いたずらっ子“晋呉ちゃん”してやったり!
国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の開幕を翌日に控え、プロアマ戦が行なわれた。そして今年も7番ホールで恒例となった連続写真撮影が行なわれた。プロアマに出場した30名のドライバーショットの連続写真を撮影すべく、各媒体のカメラマンがティグラウンドで待機し、選手はシャッター音の鳴り響く中でティショットを行なう。
石川遼が通過したその後に現れたのは片山晋呉。ごく自然にボールをティアップした片山がテークバックに入るのだが、そのスピードが異様に遅い。シャッターを押すカメラマンたちも「何かがおかしい」と思いながらもシャッターを押し続けると、突然「ニヤッ」と笑った片山がスイングを止めた。
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あれ?ティペグに乗っているはずのボールが無い。ボールはなんと片山のドライバーのフェースにくっついているのだ。“してやったり”の満面の笑みを浮かべた片山は「凄いでしょ」とカメラマンの前に一歩踏み出した。
見れば、クラブのフェースにピタっと張り付いているボールが、いとも簡単に取り外された。ボールに磁石が埋め込められ、クラブのフェースにくっつくように細工されていたのだ。片山は毎年、この連続写真用になにか細工をして報道陣を楽しませてくれる。
以前には、テークバックしてトップに近づいたときにシャフトが二つ折になるものなども仕込んできた。このときの片山の笑顔がなんともいえない。完全にいたずらっ子の表情になっているのだ。今年はあと3試合を残して未勝利と、成績面では振るわず試合後は硬い表情が多い片山だが、このときばかりは最高の笑みがこぼれた。来年はどんな細工を仕込んでくるのだろうか・・・。