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石川遼がイーグルに吠えた 勝率1%にかけた上がり2ホール

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(4日)◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)

残り2ホールで首位とは3打差、逆転できる可能性は少ないがゼロではない。石川遼は17番(パー5)で12mのイーグルパットをねじ込むと、こぶしを握って声を上げた。

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最終日を迎えた時点で首位とは6打差。16番を終えて3つ伸ばしたがトップを捕えるにはまだ足りない。「イーグル、バーディで上がれる可能性は1%とかそのくらい」と、わずかな可能性にかけて17番で勝負に出た。

ピンまで残り220ydの第2打は、安全に行くなら奥にこぼすリスクを消して5Iで手前に乗せる。「ワンチャンス」を狙って選んだのはピンにしっかり届く距離の4UT。攻めた一打は思ったよりも右に抜けてしまったが、3パットを覚悟して打った強気の3打目がカップイン。通算10アンダーで、首位と1打差に迫った。

逆転の可能性を広げて迎えた最終18番(パー3)は、グリーンの傾斜がきつい名物ホール。ここでも果敢にピンを狙ったが、「ちょっと、気持ちが前に出てしまった」とティショットは6mオーバー。1%の可能性に欠けたバーディパットはカップを抜けて入らなかったが、通算10アンダー5位と大きく順位を上げた。

「最後、ここまで来られたのは楽しかった」と高揚感をかみ締めた。今季は「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝を挙げ、賞金ランクは10位で終了。「いいゴルフで最後はしっかり終われたかなと思います」とシーズンの幕を閉じた。(東京都稲城市/谷口愛純)

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