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【GDO EYE】偉大な父に続け! 親子でタイトル獲得なるか

過去、「三井住友VISA太平洋マスターズ」で最多優勝となる3勝を挙げているのは、尾崎将司L.ウェストウッド中嶋常幸の3人。さらに日本人プレーヤー、御殿場での開催という2つの要素に絞り込むと、中嶋が御殿場で3勝を挙げた唯一の日本人プレーヤーということになる(1973年大会の尾崎は総武CCでの優勝)。

そして今年、息子の中島雅生が暫定ながら首位に3打差の単独4位に浮上。「アマチュアの時も出場していますが、そんなに良い成績もないし、得意なイメージはない」と言うものの、父親の相性の良さを引き継いだかのようなプレーを続けている。

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中島は2007年まで目立った成績を残せず、プロとしてはほとんど無名だった。それでも“中嶋の息子”という枕詞だけはつきまとい、偉大な父親の影で窮屈な思いをしてきた。だが、昨年からはレギュラーツアーで台頭を見せ始め、ついに初シードも獲得。知名度も上がり、今では中嶋の息子ということを知らない若い世代も多いことだろう。

「父親に関することを聞かれても、自然と受け答えができるようになった」と、以前話していた中島。長く苦しんだ“二世プロ”という心理的呪縛から逃れられたのも、父親と同じフィールドで十分に戦える自信が備わったから、と言えるかもしれない。ギャラリーから飛んだという、「オヤジに続け!」という声援。中島は、どんな思いでこの言葉を聞いたのだろうか。(編集部:塚田達也)

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2009年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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