「圧倒的な強さ」 蝉川泰果が目指すプロゴルファー像
2022年 マイナビABCチャンピオンシップ
期間:11/03〜11/06 場所:ABC GC(兵庫)
プロ初戦も「リラックスして臨める」 蝉川泰果のモーニングルーティンは?
◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 事前(2日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)
プロデビュー戦となる蝉川泰果は、開幕前日にドライビングレンジとパッティンググリーンで調整した。「コンディションは良くなっているし、練習場で打った感じではキレもあるので、いい感じに調整できている」と、プロとしての“開幕戦”に向けて自信をうかがわせた。
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1日の夜には県内にある練習場「樫山ゴルフランド」を訪れ、小学6年生の時から師事する青木翔コーチとスイングの微調整に取り組んだ。「『もう1勝したらカッコいいな』と言われたり、ワンポイントアドバイスをいただいた」。青木氏から指摘されたインパクト時の左足の蹴りを意識しながら1Wを熱心に打ち込んだ。
地元・兵庫県加東市で開催される今週は実家からコースへ通う。「いつもの慣れているルーティンでリラックスして臨める」。試合の日の“モーニングルーティン”は味噌汁を口にすること。「栄養士の方からも『身体の目覚めが良くなる』と聞いて、意識して取っている」とお墨付きを得たことも理由だ。遠征先でもカップタイプの味噌汁を購入するほど欠かせないものとなっている。
初日は2018年大会を制した石川遼、前年大会覇者の浅地洋佑と共に午前10時に1番ホールからスタートを切る。「僕は石川遼さんのようなスター性というより、結果で示していくタイプだと思う。そういったところで注目してもらえるように」と力強く話す。
「インパクトが強いと思うので“圧倒的”に勝ちたい。そんなに簡単なことではないですけど、やるからにはすごく高い目標を目指してやっていきたい」。長いプロ生活が、いよいよ幕を開ける。(兵庫県加東市/内山孝志朗)