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「はるかかなたに」 星野陸也が隣接ホールからミラクルバーディで首位再浮上

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 3日目(29日)◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城)◇7039yd(パー70)

ムービングデーの後半、パー4の12番。ティイングエリアが前に出されてピンまで288ydと1オンを狙える距離に設定されたチャンスホールで、今季のドライビングディスタンス「295.76yd」で15位につけている星野陸也がティショットで握ったクラブは3Wだった。

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「ギリギリ乗せられるくらいの距離だったけど…。はるかかなたにいきました」と苦笑いで振り返る。力を込めて放ったボールは右に大きくプッシュアウト、隣の13番のティイングエリア付近まで飛んでいった。

しかし、好調な週はツキもある。ボールが止まった場所はライも良く、「奇跡的に」前が開けていてグリーンを直接狙える。ピンまで60yd、低めの弾道で打ち出したボールは着弾後に強いスピンがかかってグリーンオン。8mのパットを沈めてミラクルバーディを奪った。「ほぼ完璧。ボギーになりそうなピンチからのバーディだったので、これが大きかった」と満足気に話した。

14番では下り5mのバーディパットを流し込み、パー5の16番は2オン2パット。17番(パー3)も5mのバーディパットをねじ込んだ。

3位から出て8バーディ、2ボギーの「64」をマークして通算15アンダーとし、後続に1打差の単独首位に浮上した。「自分の武器だと思っているアイアンの調子が、ようやく戻ってきた」。この日は時折強い風が吹くコンディションだったが、得意のショットで攻めてスコアを伸ばしていった。

地元・茨城のギャラリーに見守られながらの優勝争いには「緊張感はあるけど、いろんな緊張を楽しんでいけたらと思っている。その緊張感の中でいいプレーをするのがカッコいいと思う」。頭の中には、プロとしての“魅せる”意識がしっかりと刻み込まれている。

昨年5月の「ダイヤモンドカップ」以来、約1年半ぶりのツアー6勝目をかけて臨む最終日最終組は、同じ日大出身で後輩の岩崎亜久竜ブラッド・ケネディとのペアリング。「亜久竜も大学の後輩で頑張っているので、負けないように。地元の方々の応援に勇気をいただいているので、その前で勝ちたい」。先輩の意地を見せる。(茨城県小美玉市/内山孝志朗)

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