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PGAツアー返り咲きへ 小平智が狙う“5年シード”

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(20日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)

六甲国際GCで行われた2015年大会2日目にマークした「62」は、02年大会初日の佐藤信人と並ぶ最少ストローク記録として残る。歴代覇者の1人である小平智が、初日3アンダー「67」と得意のナショナルオープンで好発進を決めた。

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「よりショット力を生かせる、こういう難しいセッティングの方が合っている」との言葉通り、難コースでもボギーは3ホール目の12番で喫した1個だけだった。最難関の12番は「フェアウェイの広さ的にもパー5と考えてやっている」と話すように、スコアを落としてしまうケースも織り込み済み。リスク管理、メンタルコントロールに抜かりなくタフなコースと向き合った。

昨季に続いて“準シード”に当たる限定的な出場資格からPGAツアー返り咲きを目指す立場だけに、この大会を勝って得られる日本ツアーの5年シードは大きな魅力。さらに「小斉平(優和)くんだったり、コーンフェリーツアーのQTを受けたいという桂川(有人)くんだったり、PGAツアーのことについて積極的に聞いてくる子が増えた」。日本へ戻ってくるたび、米国での挑戦を続ける価値を再認識することもモチベーションになっている。

(松山)英樹を見て、その影響でゴルフを始めた子が出てきたり、今の若い子は日本を見ているというよりも、“世界”を見ている。意識が高いと思うし、練習の質も高くなってくると思う」。自らも背中を見られている1人としての自覚を胸に「チャンスをものにしたい」と意気込んだ。(兵庫県三木市/亀山泰宏)

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