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「終わった…」 浅地洋佑は名物・崖の下の“トリ”から4アンダー

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 初日(29日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

「終わった…」。引っかけた感触だけでそう思った。名物パー3の16番。浅地洋佑の6Iでのティショットは左のサブグリーン方向、崖の下に落ちた。「左から風が来ていたが、打った瞬間にダメだと」。目の前の木々に阻まれた2打目は急傾斜を登り切らずラフに戻り、3打目で奥のバンカーへ。4オン2パットのトリプルボギーをたたいた。

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「めっちゃ久々に行きました」という“奈落”からは、トッププロが「ダブルボギーは仕方がない」とあきらめるほど。2017年にはスンス・ハンが餌食となり、ワースト記録の11打を喫した例もあった。

浅地にとっては痛恨のホールがこの日の前半だったのがまだ救いだった。「最近ずっとボギー先行のゴルフだったので。きょうはバーディが先行(12番パー5)して、トリはショックだったけれど、まだ何個バーディを獲れるかなと思った」と気持ちを切り替えて挽回した。続く17番でバーディを奪い、第2打をピンそば70㎝につけた後半1番から3連続。さらに5番(パー3)から2連続にして、ざっと7バーディ。存分に借りを返した。

2日目以降はもう、“落とさない”。「(16番第1打は)右のバンカーか、グリーンの手前30ydで良いです。手前ならボギーで収まる」と冷や汗交じりに笑った。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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