パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ<リーダーボード>
2022年 パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ
期間:09/22〜09/25 場所:小野東洋GC(兵庫)
前夜は寝つけず深夜2時に目覚め…プロ初日の中島啓太「心臓バクバク」
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 初日(22日)◇小野東洋GC (兵庫)◇7113yd(パー72)
ボールが揺れて見えるほど、中島啓太の心臓は「バクバクしていた」という。待ちに待ったプロデビューの日、午後0時のティオフで午前6時半に起きるつもりが4時間30分前の深夜2時に目が覚めた。「寝たり、起きたり。なかなか寝つけなかったです」。アマチュアからプロになることは想像以上の緊張感だった。
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直近の「世界アマチュアゴルフチーム選手権」など緊張を感じた場面はある。4月「マスターズ」では「水の中にいるような、息苦しい緊張感」、6月「全米オープン」と7月「全英オープン」は観衆の多さに引きずられないようにプレーするので必死だった。今回味わった感情は「どれとも違う感じ。メモを見ていても震えているのが分かった」。
4Iで振ったプロ1球目は右のラフにミスショット。不安そうな面持ちで球の行方を追った。同組の比嘉一貴から「やっと乗り越えたね」と声をかけられたほど。そのまま前半9ホールは状態が変わらず、ようやく普段通りなプレーが出来たのは17番に入ってからだった。
我慢が強いられる一日に反省は募るが、ボギーなしの3バーディ「69」で回り、19位で初日を終えた。「耐えしのぐことは出来たし、そこは良かったと思う。今日が(4日間の中で)一番悪い日になるようにしたい」と話した。
最終18番では落ち着いて1Wを振り抜き、ピン奥4m弱につけたバーディパットが入らずにパーで締めくくったが、「終わり方が良かった。明日につながると思う。明日からはどんどん良くしてスコアも伸ばしていきたい」。気合を新たにすると、40人前後のギャラリーにサインやフォト対応をして、ドライビングレンジへと向かって行った。(兵庫県小野市/石井操)
<プロデビュー戦のクラブセッティング>
ドライバー:ステルス プラス ドライバー
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(硬さ6X、44.5インチ)
フェアウェイウッド:ステルス プラス(3番15度、5番18度)
アイアン:P770(4番)、P7MC(5番)、P7MB(6番~9番)
ウェッジ:ミルドグラインド 3(46度、52度、56度)、ハイ・トウ 3(60度)
パター:トラス TB1 ジュノ
ボール:TP5(2021年)