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“大まくり”の予選通過にも… 大槻智春の表情がさえない理由

◇国内男子◇シンハン ドンヘ オープン 3日目(10日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7065yd(パー71)

今大会と同じコースで開催された2019年「関西オープン」でツアー初優勝を飾った大槻智春が、調子を上げてきた。

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日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの未消化分からスタートしたこの日、15番(パー3)で4mのパットを沈めて“おはようバーディ”を決めると、続く16番も獲って2連続とした。17番(パー5)ではバンカーから10ydの3打目を直接カップインさせて、チップインイーグルを奪取。カットライン(4アンダー)圏外からのスタートだったが、4ホールでスコアを4つ伸ばして、通算6アンダー32位で予選通過を決めた。

第3ラウンドに入っても勢いは止まらず。前半12番(パー3)で4mのバーディパットを沈めると、続く13番(パー5)では3Wで放った2打目がピン1mについてイーグルを奪った。16、17番でも連続バーディを奪って「32」で折り返し、後半もさらに1つ伸ばした。

1イーグル5バーディ、2ボギーで2ラウンド連続の「66」をマークしたが、「もう2つは伸ばしたかったところ。パットが思うように入らなくて取りこぼしばかりだった」と淡々と振り返った。

午後6時にサスペンデッドが決まった2日目、翌朝午前6時50分からのプレーに備えて午後10時頃には横になったが、「フラストレーションがたまるゴルフが続いていたのもあるし、いろいろ考えてしまっていたのかな」。なかなか眠りにつけずに、結局寝られたのはたったの1時間だった。

1時間睡眠からの“大まくり”にも、表情はさえない。「予選を通ると思ってなかったので、きょう分のゼリーとか買ってなかった。4ホールだけ頑張ればいいかなと思ってたけど、思いのほかしんどかった」と疲労感をにじませた。

通算11アンダーの16位で迎える残り18ホール。「やることはきょうと変わらない。いいフィーリングで終われればいい。きょうは眠れると思います」と、最後は笑って帰路に就いた。(奈良市/内山孝志朗)

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2022年 シンハン ドンヘ オープン



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