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“松坂世代”4人目になりたい 41歳・河野晃一郎のモチベーション

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(1日)◇富士桜CC(山梨)◇7541yd(パー71)

「自分も頑張って、同級生のなかで4人目になりたいなあ」と41歳、河野晃一郎の目が輝く。「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」での岩田寛の優勝は、ひと際まぶしく映った。

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1981年3月生まれの“松坂世代”で、シード選手では宮里優作岩田寛が同学年。いまは一線を退いたが、アマチュア時代にジュニアタイトルを総なめにした清田太一郎の3人が、世代のトップを走っていた。

自身は2011年「マイナビABCチャンピオンシップ」で日本初優勝を飾ったが、翌年から苦戦が続いて賞金シードを手放した。14年から今年まで、レギュラーツアーの出場権は取り戻せていない。岩田が勝ったセガサミーカップは予選会から出場を決めたが、「箸にも棒にも引っかからなかった」と予選落ち。同世代の優勝に「ちょっと刺激になった」と背中を押され、本大会の予選会をトップで通過して出場権を獲得した。

地元山梨県での本大会は、2016年以来の参戦。「久しぶり、最高です」と地元の声援を受けながら2バーディ、1ボギーの「70」、1アンダー35位で初日を終えた。

予選通過となれば、レギュラーツアーでは16年の本大会ぶり。「最近やっと、大人になった。時間がかかったよ」と笑う。「ラッキーで優勝して、自分はできると勘違いして、やっと開き直れたのが8年くらい経ってから」と、余分な力が抜けて調子が上向いてきたのはここ数年。それまでは、初優勝時のイメージと身体の動きがかみ合わず、気合いばかりが空回りしていた。

「きょうみたいなゴルフができるなら、あと数年やりたいな」と今年もツアー出場権を目指してファーストQT(予選会)に挑む。「寛が勝って、優作もいて、清田太一郎もたまに出てきたらすごくうまい(笑)」と同世代の活躍に引っ張られ、もう少しツアー復帰に向けて挑戦してみるつもりだ。(山梨県河口湖町/谷口愛純)

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