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シード維持に弾みなるか 小鯛竜也が新アイアンで4カ月ぶりボギーなし

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日(25日)◇芥屋GC(福岡)◇7191yd(パー72)

小鯛竜也がボギーなしの5バーディ「67」で初日を終えた。ボギーフリーのラウンドは4月の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」の初日以来だったが、「今年は初めてかも」と思うくらい、久々にストレスがないラウンドだった。

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今週から使い始めたミズノのアイアン「JPX 923 TOUR」が好感触。米ツアー8勝のブルックス・ケプカらが使用して話題になった、ポケットキャビティ構造を中心としたJPXシリーズの新作で、今季はずっとマッスルバック型を使っていたが、キャビティ型に近い同モデルに変更した。

初めて打ったのは前週だったが、マッスルバックの前はJPXシリーズを使用していたため移行もすんなり。「思いのほか、すごく感じが良くて。見た目がやさしいし、球筋が安定して狙ったところに打っていきやすい」と、大きなショットのミスもなく、この日のパーオン率は88.889%で全体2位。ショットが安定してチャンスも多かった。

5アンダー8位、トップ10発進は昨年11月の「マイナビABCチャンピオンシップ」以来。2017年に初優勝を決めた同大会だが、前年大会は賞金ランク74位とシード落ちの危機に瀕して迎えた。シード争いはシーズン終盤戦の「カシオワールドオープン」までもつれ込み、ランキング65位とギリギリで賞金シードの肩書をキープした。「去年は最後まで大変だったから、今年は秋までにシードのことを考えなくていいようにと思ってやってきた」と、気持ちを新たに今季に入っていた。

ここまでの10試合でトップ10入りはまだゼロだが、予選落ちは3度のみと少しずつ結果を重ねてきた。「ショットやスイングは去年より良くなっているので、きょうそれが形になってよかった」と、まずはほっと息をつく。

賞金ランクは現在77位で、シードラインの65位との差は約128万円。「まずベスト10に入って、試合の流れを作っていきたい」。最後まで続いた昨年の苦しい思いは、今年はもう味わいたくない。(福岡県糸島市/谷口愛純)

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2022年 Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント



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