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久常涼と大西魁斗 欧州ツアー予選会に挑戦へ

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(19日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

今年に入ってサウジアラビアやタイ、スペインをはじめ、精力的に海外の試合に参戦する久常涼は、11月に行われる欧州ツアーのQスクール(予選会)への挑戦を決めた。ファイナルステージからの参戦となり「それまでに日本で優勝したいし、(日本ツアー最終戦の)『日本シリーズJTカップ』に出たい」と目標を掲げた。

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2021年に下部Abemaツアーで史上初の獲得賞金1000万円を突破してレギュラーツアーに乗り込んできた19歳は、前週のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ シンガポール」で7位に入った。「海外の試合にも出て、風の中でのゴルフに慣れてきたというか、冷静にプレーできるようになってきた」と7バーディ、2ボギーの「67」で回って、通算6アンダー4位につけて週末を迎える。

連戦による体重減を危惧して「意識的に食べている」と話す時期もあったが、ここ最近は80㎏前後と理想体重よりは少しだけ重め。「ただ太っているだけ。夏バテもなく、暑くても食べちゃうんですよね。落とし切れてない」と“わがままボディ”を説明した。

同じく6アンダー4位で決勝に臨むツアールーキーの大西魁斗も、欧州ツアー予選会に臨む覚悟を固めた。アマチュア時代を米国で過ごした23歳もこの1年間で8㎏前後の体重増加をしているが、「デシャンボーとかではないですね」と飛距離アップを目指しての“巨大化”はやんわり否定する。

「(最初は)1、2㎏増えればいいなと思って無理やり食べていたけど、今は自動的にお腹が空くようになって食べています」。アイアンショットも含め飛距離は「5ydは伸びているんじゃないかな。安定性はあるかな。構えたときに締まる感じはする」と増量による変化の実感はある。ただ、「服のサイズはもともとLだけど今は2XLとか。もう上げたくないから増やしません」と笑った。

今大会は大西にとってアマチュア時代に唯一出場した日本ツアーの大会でもあり、「ここが始まり」とも言う。「残り2日間、パットが入ればいいスコアを出せるんじゃないかな」。思い出深い地で、「いつか来るとは思っている」と初優勝への期待を寄せた。(北海道千歳市/石井操)

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2022年 長嶋茂雄招待セガサミーカップ



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