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標高400m 大西魁斗は「迷ったら手前のクラブ」で“飛びすぎ”を解決

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 2日目(5日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71)

グランフィールズCCは標高400mほどの場所にある。西側に富士山を望むコースで大西魁斗は悩んでいた。「奥のピンで奥に外してボギーとか、ウェッジの縦の距離が全然合わなくて」。難しい奥からの寄せは避けたいシチュエーションと分かっているのにグリーンをオーバー。フィールド115位のパーオン率50%(9/18)にとどまった第1ラウンドはイーブンパー48位にモヤモヤしていた。

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「標高もそうですし、フェアウェイの芝がちょっと長めなのもあると思うし、あとは自分の打ち方。3つの要素が合わさって飛んじゃうのかな」。1番(パー5)でチップインイーグルと派手に滑り出したこの日も、やはり2打目が奥までこぼれた結果だった。逆目のライからタフにアプローチをねじ込み、バーディの2番でも連続チップインを決めた。

懸案のウェッジショットは「安定して5ydくらいオーバー」が続き、後半からプランを変更した。「僕は大体迷ったら大きいクラブで軽く(抑えて)打つんですけど、今回は迷ったら必ず手前のクラブで打とう、と」。ノーボギーの後半は1パットのパーが12番だけ。安定してグリーンを捉えつつ、最難関の10番パー4を含めて2バーディを追加した。

第2ラウンドのベストスコアに並ぶ「66」で2打差6位に浮上。23歳のホープは「メジャーで初優勝を目指して頑張っていきたい」と力強く言った。(静岡県三島市/亀山泰宏)

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