石川遼 スイング分析スーパースロー版
【GDO EYE】観戦マナー向上へ、石川らが啓蒙VTRに出演
石川遼や池田勇太の活躍で盛り上がる国内男子ツアーだが、その一方で最近は観戦マナーの問題が露呈している。プレー中、静まり返った中で精神を集中し、勝負の一打を打とうとしている瞬間に鳴り響く「カシャ」という携帯カメラのシャッター音は、繰り返される度に選手の集中力を削いでいく。
ゴルフ観戦初心者にとって、あの“石川遼”を自分の携帯カメラやビデオカメラで撮りたいという気持ちは理解できる。そして、その行為がどれだけ選手に影響を与えるかを分かっていないということも、ある程度は仕方のないことだろう。たとえ選手から100ヤード離れていても、その音が聞こえ、プレーに影響するということは、初めてではなかなか実感するのは難しい。もちろん、それを分かっていて行うのは言語道断の行為だが。
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そんな問題を無くすため、いち早くJGTOが動いた。この日、石川らの協力の元、「マイナビABCチャンピオンシップ」の会場で、ギャラリー啓蒙の為のVTR撮影を行った。出演したのは、石川の他、藤田寛之、宮本勝昌、片山晋呉、小田龍一、矢野東の計6選手。6名のコメントを繋げて、会場内用の音声無しと、会場外用の音声ありの2種類を収録。次週の「The Championship by LEXUS」から、会場内のオーロラビジョンなどで放映される予定だ。
「びっくりしました。凄く早いなと。即決して、すぐに行動に移してくださって、選手として感謝したいです」と、収録を終えた石川は言う。自分の口で呼びかけることが最善の道と思っていたという石川は、「嬉しいサプライズですね」と今後のマナー向上に期待を込める。まずは、観戦マナーの周知徹底。世界に羽ばたく選手達のように、日本のギャラリーの質も欧米並みに高めていきたいものだ。(編集部:今岡涼太)