宮里優作&池村寛世が首位発進 3イーグルの大槻が2打差
2022年 ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント
期間:06/09〜06/12 場所:麻生飯塚GC(福岡)
“5連敗”からの逆襲 宮里優作はパットのアドレス変えて「63」
◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 初日(9日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)
目下の賞金ランキングは108位。直近5試合の獲得賞金がゼロという状況を考えれば、「自分でもどうしちゃったんだろうと思う」。1イーグル、7バーディの「63」。9アンダー首位と絶好のスタートを切った宮里優作は思わず首をひねった。
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出だし10番でいきなり7mのバーディパットがカップに転がり込むなど、パッティングがさえにさえた。2つ目にした12番(パー5)も2打目をフェアウェイに刻んでから、4mを流し込んだもの。「ショートスタンスで打ちたいと思っていた。(ターゲットに対して)あまり直線的にならないように」と両足の距離を近づけ、わずかにオープンに構えるグリーンでのアドレスがさっそくハマった。
中盤17番(パー5)からは圧巻。カラーから6mを沈めた後半2番までに4連続バーディで一気にリーダーボードの最上段に名前を載せた。今季は腰痛に苦しみ、前週の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」はついに途中棄権。省エネ調整が続き、今週は練習ラウンドができないまま、この日は「キャディの言う通りに打っていた」という。
その相棒の言いつけを「わがままで」破ったのがバーディラッシュの後の3番(パー5)。「できれば3Wで…」という声にしばし顔を背け、1Wでナイスショット。残り196ydの第2打を5Iでピンそば2mに付けてイーグルを奪った。
2月に覚えた腰への強烈な痛み。回復の兆しがあった5月に“再発”し、先週、ぎっくり腰に。休養が欠かせない中、自宅でのパッティング練習は家族の目を盗んで行わなければならない。「『パパ、ダメだよ。打ったら』って監視の目が…」と体を心配する子どもたちがいる。今月19日が誕生日。41歳最後のゲームできっかけをつかみたい。(福岡県桂川町/桂川洋一)