<スコア>~全英への道~ミズノオープン
2022年 ~全英への道~ミズノオープン
期間:05/26〜05/29 場所:JFE瀬戸内海GC(岡山)
QT失敗も飛距離20ydアップ 和田章太郎に大逆転のチャンス到来
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 2日目(27日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)
大会2日目、会場のある岡山県笠岡市では午後3時28分に最大瞬間風速10.7m/sを観測した。午前から午後にかけて風が強く増していく中、午後組でスタートした26歳の和田章太郎は1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」でプレー。スコアを5つ伸ばして通算8アンダー3位で予選を通過した。
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前週「ゴルフパートナー PRO-AM」でトップ10入りして今大会の出場資格を得た和田は、7番(パー4)で約110ydからイーグルを奪うなどショットの好調をアピールする。この一年で平均飛距離20yd伸びたことで「パワーゲーム寄り、風が強くても楽にゴルフができるように」なったという。
昨年QTをサードで脱落。「全部失った。失うものが何もない」とこの一年の身の振り方を考え、スイング改造に着手してきた。例年オフに小田孔明らと行う合宿でプロコーチ浦大輔氏と知り合い、アドレスからスイングのテンポ、トレーニング、思考まで言われるままに変えた。
トラックマンの弾道計測ではキャリーで300yd以上の数値になり、「アイアンも2番手ぐらい違う」と声を弾ませる。
QTでファイナルに進出していないため、今季は試合に出場してもリランキング対象に入れない「ツアープロ」の分類になる。今年度中に賞金加算対象者の「ツアーメンバー」になるには優勝するしかない。優勝以外は来季のシード獲得につながるわけでもなく「意味がない」。
「4位以内に入れれば全英に行けてうれしいけど、(コーチからは)出るからには優勝を狙って行けって」。掲げる目標は今年のQTでトップ通過をして来季のシード権を確保することだが、一発大逆転のチャンスが到来した。(岡山県笠岡市/石井操)