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2勝目の重圧はグリーン上で 惜敗の桂川有人は涙目でファンサービス

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップ 最終日(15日)◇大洗GC(茨城)◇7163yd(パー70)

盤石に思われたサンデーバックナインは唯一のパー5で揺らいだ。後半15番、桂川有人はダブルボギーで単独首位から陥落した。7mのバーディパットで上りを意識するあまり「結構(強く)打ってしまった」と大きくオーバーさせ、計4パット。1打差の通算7アンダー2位でシーズン2勝目を逃した。

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4人が並ぶ首位から一歩抜け出し、重圧はホールを追うごとに高まったという。「プレッシャーはあった。ショットはあまり影響を受けなかったけれど、グリーンでスピードをつかめなかった」。16番(パー3)で今平周吾に再び追いついたが、17番で1.5mのパーパットがカップに蹴られた。決めればプレーオフに突入した最終18番の2m強のバーディパットも、難しい下りのラインだった。

23歳は国内初戦の4月「東建ホームメイトカップ」で2位。うっ憤を「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本」で晴らし、レギュラーツアー1年目にして初優勝を飾った。そして今週はまた惜敗。高いレベルで安定し、序盤とはいえ賞金レースのトップを走る。

「東建も初めてプレーオフに行って負けて、その悔しさをバネに頑張ろうと思ったら優勝できた。またここで、自分から崩して負けたと思うんですけど、また新しい経験。次に良いことがあると信じて、またチャンスを作って次は勝ちたいです」

インタビューに気丈に答え、報道陣の前から離れると、悔しい思いがあふれてきた。たくさんのファンにせがまれたセルフィーに収めた必死の笑顔は、涙目だった。(茨城県大洗町/桂川洋一)

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2022年 アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ



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