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石川遼は13年ぶりの大洗GC 新たに4UTも投入

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 事前情報(11日)◇大洗GC(茨城)◇7163yd(パー70)

国内屈指のシーサイドリンクスとして知られる大洗GCで、ツアー競技が開催されるのは2013年以来9年ぶり。石川遼は当時PGAツアーに参戦していたため、前回当地でプレーしたのは09年だった。賞金王に輝いた年でも「一番難しいんじゃないか」と思った試合だった。

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「片山(晋呉)さん、(小田)孔明さんと回った。風が吹いてすごく難しかった」という予選ラウンド。風速16.1mを記録した2日目には「80」をたたいた。結果は4日間通算6オーバーの30位。優勝した兼本貴司、プレーオフでぶつかったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)のスコアは5アンダーだった。

13年が経過した今年も海沿いのホールをはじめとする大洗は「本当にキレイ」。そして、「木の本数が多いからこそ難しく感じる」。09年大会はパー72だったのが、今年はパー70で、パー5だった2番と10番がいずれもパー4になった。「ラフもこの時期としては伸びている。今年一年通しても難しいコンディションに入る」と、うなる。

2打目以降で長い距離が残ることも想定して、今大会は4UTをキャディバッグに入れた。「4Iの代わりになるクラブを探していて、去年は7Wを入れたりもした」。今年はハーフキャビティタイプの4Iでプレーしてきたところを、深いラフで「ネックが(芝に)絡むし、高さが出ない」のも警戒してウッド型UTに。「ロフト23度を24度に寝かせて、シャフトをスチールに」というアレンジを加えている。

今季初のトップ10入りとなった2週前の「中日クラウンズ」では1Wショットが安定した。再びティショットの精度がモノを言うコースが相手になる。「すごく広くて、バーディ合戦になるようなコースだと、マネジメントに重きがあまり置かれない。今週はその真逆のセッティング。攻略の方法が問われる。すごくやりがいがある」と頭を働かせる準備はできた。(茨城県大洗町/桂川洋一)

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