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メガネが消えたハン・ジュンゴン ちょっと意外な兵役生活とは

◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(28日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

「自分ではそんなに違うかなって思うんですけど…」と笑うが、再会したツアー仲間からは再三驚かれた。韓国で30歳までの成人男性に課される兵役を終え、国内初戦「東建ホームメイトカップ」から2シーズンぶりに復帰したハン・ジュンゴン。トレードマークだった黒縁メガネをやめ、コンタクトレンズをつけるようになっていた。

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雨が降ったときに見づらく、湿度が高い日には曇ってしまう不便さを感じていた。「前からタイミングを考えていたんです」。久々のカムバックは“イメチェン”の絶好機だったというわけだ。

2020年2月から始まった兵役生活は予想外の形で幕を開けた。入隊前の検査で高血圧が発覚。激しく体を動かすリスクを考慮され、任されたのは税務署のインフォメーション窓口。午前9時から午後6時まで、訪れた人を案内するのが仕事だった。「税務署に来る人って、何かしらトラブルを抱えている人もいて、気が立っている人も多いんです。案内を間違えると、すごく怒られてしまったり…」。慣れない業務を終えれば家に帰ることもでき、ゴルフの練習も可能だった。「まあ、あんまり練習しなかったんですけどね」と流暢な日本語でオチをつけて笑う。

21年11月まで期間を全うし、年明け1月には温暖な米国カリフォルニア州で合宿を張って復帰に備えてきた。「東建」の後には韓国ツアー1試合に出場し、再び来日。「ショートゲームの感覚が少しずつ戻ってきた。このコースは好きだし、どこに行ったらダメかも分かっているから」。3戦目の初日はボギーなしの5バーディ「65」で5アンダー5位と好スタートを切った。

さらに試合勘が戻れば日本ツアー通算4勝から上積みしそうな気配も漂うが、今季は韓国でのプレーが多くなりそうだという。かねて模索してきた米下部コーンフェリーツアー予選会への出場を決め、9月に海を渡る準備を進めていくためだ。左手薬指には指輪が光り、12月には結婚も予定している。「優勝して日本のシードも確保して挑戦できるなら安心だけど、そんなに簡単なことじゃない。自分のプレーに集中したい」。精悍さが増した顔で冷静に言った。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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