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コロナ感染で体重10キロ、飛距離は40ヤード減 キム・キョンテの1年間

◇国内男子◇ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 初日(21日)◇PGM石岡GC (茨城)◇7071yd(パー71)

キム・キョンテ(韓国)が、1年ぶりに日本ツアーに帰って来た。以前よりも少しほっそりした肩で息をつき、「18ホール、なんとか回れて良かったです」と静かに笑う。

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昨年の「東建ホームメイトカップ」で、新型コロナウイルス感染が判明して途中棄権。そのまま約1年間、日本ツアーから姿を消した。

当時は会場近くの病院に入院し、41度前後の高熱が5日間続いた後、それが治まると肺炎の症状が出たという。

「日本の病院にいた20日間で、10キロ痩せた。力も入らなくて、何もできなかった」。75キロあった体重は、一時は65キロ以下まで落ちた。現在は戻ってきているものの、筋肉量はまだ足りない。

昨年5月に韓国に帰国したが、そこでも10日間の入院生活が待っていた。「早くゴルフがしたかった」と退院してから韓国ツアーに4試合出場したが、一日プレーするだけで精一杯。クラブを振ってみると飛距離は40ヤード近くも落ちていて、めまいの症状も治らない。「1試合だけ予選を通過したけど、もう倒れそうだった」と、4日間を終えるころには体力は限界だった。

1年間かけて徐々に回復し、今季の東建ホームメイトカップから出場しようと思っていた矢先にあばら骨を疲労骨折。予定よりも1カ月遅れで、ようやく今週に復帰がかなった。

「本当に、いろいろありました。まずはスコアは関係なく楽しく回りたい」。復帰戦は1オーバー123位発進。試合で18ホール回り切れたことにひと安心だ。今季いっぱいは、2019年「カシオワールドオープン」優勝の複数年シードでほぼ全試合に出場できる。ツアー14勝、“鬼”の強さを取り戻すにはもう少し時間が必要だが、「みんな『お帰り』と言ってくれた」。何はともあれ戻って来られたことが、うれしい。(茨城県小美玉市/谷口愛純)

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2022年 ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!



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