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復活勝利の丸山大輔、難コースで活きた米ツアーの経験

「アジアパシフィックパナソニックオープン」で優勝を飾ったのは、4年ぶりとなるツアー通算2勝目を手にした丸山大輔。優勝インタビューでは、「本当に嬉しい」と繰り返し、久々の勝利に喜びを露にした。

2位に4打差をつける独走状態でのスタート。だが、「逃げる立場としては本当に苦労した」という難しいピンポジションが、「スコアを伸ばして終わろうと思っていた」というプランを早くも崩す。「なんとかパーを拾って、残りホール数を減らして行こう」。1ストローク落として折り返した直後の10番では、5メートルのパーパットを捻じ込む。12番、16番でも3メートルを沈めてパーを死守し、最終的に3ストローク落としたものの、終わってみれば4打差をキープしたまま通算8アンダーで逃げ切った。

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最終日はシビアなピンポジションに加え、風もこれまでの3日間とは逆方向。「余裕は決して無かったが、常に強い気持ちをもってやろうと思っていた」と、全体的にスコアを落とす中での消耗戦を制した。特にグリーン周りでミスをする選手が多い中で、2006年、2007年と米国PGAツアーに参戦した経験も活きた。「今日の城陽もタフだったけど、同じくらい、それ以上のコースでやってきた。ショートゲームは少しは上手くなったと思っています」。満足な結果を残すことはできなかったが、アメリカでの経験は確実に丸山の中に蓄積されていた。

この勝利により、日本ツアーとアジアンツアーの2年間シード(今季の残りと来季)を獲得。アメリカへの再挑戦は「考えていない」と話すが、アジアンツアーに関しては「来年の1月、2月、3月とトライしたい」と意欲的だ。賞金ランキングも7位に急浮上。「去年、今年の前半と優勝の意識は無かったが、これからはツアーを盛り上げていく一員として(通算)3勝目を狙っていきたい」と、自信に満ちた表情で目標を掲げた。

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2009年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン



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