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3日間で池ポチャ3度 香妻陣一朗「不思議な」単独首位

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(2日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

後続に3打差をつけて単独首位で最終日を迎えるとあれば、「優勝」を意識しないわけにはいかない。初日からショットの感覚に不安を抱いていた香妻陣一朗が、1打差の首位で出て6バーディ、1ボギーの「66」をマークし、通算12アンダーでその座をキープした。18ホール残してトップの座にいるのは「不思議」な感覚だという。

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「試合になると体が反応して上手く打てていない」。初日「20~30%」だったショットの感覚は、風で吹き荒れた2日目に「50%」まで上がったが、この日は「最後まで戻らず」ごまかしながらのゴルフでスコアを伸ばした。

この3日間で2番と4番を挟む池に3球も入れた。初日は4番のティショット、2日目も同じく4番でセカンドショットだった。この日は2番で3Wでの1打目を右に曲げて水面を揺らした。「同じ池に3回入れています」と苦笑しつつ、すべて「パー」とリカバリー率の高さを見せつけた。

「グリーンにのっていないことが多いのでグリーン周りにはめちゃくちゃ自信あります。常にアプローチをしまくっている」と自虐を交えて自負。グリーンサイドのバンカーから2打以内でカップインするサンドセーブ率は2/2。平均パット率は3日間で全体2位の「1.658」をマークしている。

2020年「三井住友VISA太平洋マスターズ」の初優勝を含めトップ5入りした回数は6回。うち2位が3回となかなか2勝目に手が届かなかった。「明日も耐えて、耐えての一日になると思うので、とにかく耐えて頑張ろうかなと思います」。ショットが曲がろうが、「今の調子じゃ、こんなもんだろう」と受け入れて、“勝ちに不思議の勝ちあり”を狙う。(三重県桑名市/石井操)

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