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「緊張はあった」 復帰初戦の石川遼は5打差35位発進

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(31日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

今季初戦に臨む石川遼は大会初日を2バーディ、1ボギーの「70」で回り、1アンダー35位で滑り出した。インコースから午前組でスタートし、前半はなかなかチャンスにつけられず15番で一つ目のバーディが来た。「久しぶり(の試合)もあって緊張はあった。硬いスタートになりました」と振り返った。

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前半最後の18番はティショットを左バンカーに入れ、2打目でグリーン左奥ラフにつけたが、低めのアプローチショットで寄せた1.5mほどのパットを入れきれずにボギーを喫した。
「力みもあった」と1Wショットでは2回ほどチーピンし、後半の終盤にかけて徐々に修正。「5番あたりから良くなっていった」とした。

新たに投入した43度のウェッジは、後半1番で使うタイミングが巡ってきた。セカンドショットの残り距離はピンまで150ydで、風は右からの横風。「ドロー気味に、グリーンも硬いので手前に落とせたら」と145ydぐらいの距離感で想定して打った球は「いいショットで」ピン奥12mへ。正確な原因究明はできていないが、「かなり力を込めて打った」こともあり、「オフから取り組んできたつもりだけど、自分の飛距離がまだコントロールできていない。自分のMAX時と通常時をもっと把握していかないと」と語った。

2020年から取り組んできたスイング改造はメンタル面やフィジカル面も考えながらの段階で、「次なるフレーズ」に入っている。「理想のスイングに近づきつつ、飛距離が落ちていないのは脳から体の筋肉に対しての伝達は変わってきているという実感はある。大まかにざっくりいうと、これ以上大きくスイングを変えることはない」と見通した。

「あしたは風が強いみたいで、しっかり風を計算に入れながら我慢のゴルフになっていく。食らいついていかなきゃな」と上位浮上を目指す。(三重県桑名市/石井操)

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