初速アップを追求 キャロウェイ「ローグ ST」シリーズ3月発売/ギアニュース
河本力、杉原大河がキャロウェイと契約 「ローグ ST」で“世界基準”のスピード披露
キャロウェイゴルフ(東京都港区)は12日、2022年に実質プロ1年目を迎える河本力、杉原大河と用具使用契約を結んだことを発表した。同日に都内で行われた新製品発表会にさっそく登場。契約プロとしての一歩を軽快に踏み出した。
今春大学を卒業予定の2人はこの日、3月下旬の発売を予定している新製品「ローグ ST」シリーズのPR役に抜擢。同社が抱える多くの先輩プロから“主役”の座を奪った。
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会場内で実施されたデモンストレーションで1Wショットを披露し、ボール初速の大幅アップを図ったニューモデルの性能をアピール。アマ時代から定評のあったプロをもしのぐ飛ばしの才能は健在で、河本は計測器で初速84.5m/s、杉原も78.7m/sをたたき出し、先にVTRで紹介されたザンダー・シャウフェレ(78.7m/s)と同等以上のパワーを見せつけた。
初代「ローグ」から4年ぶりのリニューアルとなる後継モデルに「なにより方向性が良い。実戦で早く使いたくなるドライバーです」と河本。杉原も「自分としては打感もやわらかく感じた。スピードも出るし安心して構えられる」と数字とは別の好感触も口にした。
愛媛出身の河本、徳島生まれの杉原はともに中学時代から同社のギアを愛用してきた。杉原は「小さいころから四国で一緒にやってきた幼なじみでもあり、ライバルでもある。一緒に契約して、プロとしてもやれるのはうれしい」と長いキャリアで切磋琢磨できる存在が心強い。
両選手はいずれも、すでに下部ABEMAツアーでアマチュア優勝を果たしているが、昨年末の予選会で上位の成績を残せなかったため、今季は下部ツアーが主戦場になる。河本は「(下部で)3勝を目指したい。チャンスが来たらレギュラーツアーでも優勝を目指して頑張りたい」と力強く口にした。(編集部・桂川洋一)