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23歳で最年長 金谷拓実は最強アマ、最強ルーキーと予選同組

◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前情報(24日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

トップアマチュアとして鳴らした学生時代も、Kochi黒潮CCでのプレー経験はないに等しかった。「小学生のときにジュニアトーナメントがあったくらいで」。金谷拓実は試合前の短い時間でのコースチェックに余念がない。ついでに、大好きなハンバーグ屋さんの検索も。「今週は近くになかった…」のが残念ではある。

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23歳にして、今大会の予選ラウンドの組み合わせは3人のうち最年長。同伴するのは下部AbemaTVツアー賞金王の19歳・久常涼と、秋に男子ツアー「パナソニックオープン」、そして「アジアパシフィックアマチュア選手権」を制した21歳の中島啓太(日体大3年)だ。旧知の仲であり、ともにアジアアマの歴代王者。金谷にしてみれば、話題性から「予選は一緒になるだろうなとは思っていた」という。

弟分が来年4月の「マスターズ」行きを決めた。「一緒に(オーガスタに)行きたいですと言ってくれたから、自分も頑張っている」。3位の賞金ランキングはもちろんだが、現在60位の世界ランキングの行方が気になる。「残り2試合で年末までに決めたい」。今大会、そして次週のシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」を終えてから、年内最終週に50位以内に入ることが一番の目標だ。

太平洋を望むコースは「広いホールが多くて、ターゲットが逆にぼやけてしまうというか、絞りづらい」と一見難しそうに感じている。前週の「ダンロップフェニックス」は31位で優勝争いに絡めなかった。「(中島は)もちろん良い選手で、試合になればライバルになるけれど、お互い自分のプレーに集中して、より高いレベルで競い合いたいと思っているはず。僕もそう思う」と後輩の存在も刺激のひとつになる。(高知県芸西村/桂川洋一)

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