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ニューアイアン&スイングも準備着々 一時帰国中の小平智は「行動で」示す

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 最終日(21日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

小平智が決勝ラウンドで2日続けて「65」をマークし、通算14アンダー。米国から帰国後、自己最高の5位に入った。前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の10位に続くトップ10入りに復調気配をアピールした。

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10月に日本ツアーに“一時復帰”してから「昔のスイングでできていたことができていない」と体の動きを見直し始めたところ。「戻すというよりは、大幅に変えようと。(以前とは)別ものの感覚」で持ち球のフェードボールを中心に、より力のこもったショットを求めている。

2週前の「マイナビABCチャンピオンシップ」からアイアンをスイッチ。「タイトリスト 620CB」(4番-PW)も手になじみ、「それもかみ合ってきた」という。クラブ調整ひとつとっても、米国では通訳を介しても伝わりにくい、細部のニュアンスが日本では通じるのも大きい。

視線の先はあくまで海の向こうにある。来季は米下部コーンフェリーツアーを主戦場にするつもり。「アメリカで成績を残すのが自分の目標。照準を合わせていければ」。日米の試合環境の難しさの違いを改めて実感しながら思う。「日本は荷物(宅急便)はちゃんと届くし、飛行機もちゃんと飛ぶ。ありがたいけれど、練習する環境、ゴルフと向き合うには向こうのほうがいい」

20代の選手たちの活躍に「まだ(米ツアーと)レベルの差はあるが、若い選手もロースコア出せるようになって、海外を目指す選手も増えてきた」と刺激を受ける面もある。アドバイスを求められても、できることが限られていることも知っている。「自分は行動に移して、それを見せることしかできない。口ではいくらでも『行く』と言える。行動に移して『ああいう人になりたい』と思われるように」と強く言った。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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