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大会連覇はレジェンド5人 金谷拓実は前週2位から「自分に期待」

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 事前情報(17日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

プロ入りから国内ツアー3戦目で初勝利を挙げた前年大会、金谷拓実は残り4ホールの2バーディで石坂友宏をとらえプレーオフに持ち込んだ。「13番からの残り6ホールはスコアも動きやすい。最終18番(パー5)はイーグルもある。昨年はあきらめずにプレーして優勝できた」。真骨頂ともいえる土壇場での粘りを見せつける結果になった。

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2年にまたがるロングシーズンとなった今季の優勝はその後、今年4月の「東建ホームメイトカップ」だけ。欧米ツアーにスポット参戦し6試合を欠場した初夏も経て、「もう半年以上、優勝できていない」と厳しく自分を見つめながらも、賞金ランキングトップに立って宮崎に帰ってきた。

谷原秀人に1打及ばず2位だった前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は「ショットが終盤に乱れてチャンスを作れなかった」のが課題として残った。その反面、「そういうのを修正できれば、アプローチやパッティングの調子は先週も良かったので、自分に期待できるかな」と手ごたえも感じられた。

2013年の松山英樹以来となる新人選手の賞金王戴冠が迫る中でも、気持ちは「目の前の1試合、1試合」と力を込める。

大会連覇となれば、ラリー・マイズ(1989、90年)、尾崎将司(1994、95、96年)、タイガー・ウッズ(2004、05年)、ルーク・ドナルド(2012、13年/イングランド)、ブルックス・ケプカ(2016、17年)以来、史上6人目。彼らの名前を眺めればもちろん快挙だが、「連覇という気持ちよりは、(この試合で)優勝したいという気持ち」と向き合い方は変わらない。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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