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海外メジャーから国内ツアーへの適応 星野陸也「賞金王は獲りたい」

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 3日目(18日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)

星野陸也にとって、今年は目まぐるしい1年となっている。春先から「全米プロ」「全米オープン」「全英オープン」と3つの海外メジャーに出場し、夏の「東京五輪」では日本代表として戦った。

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「海外のコースは広いっていうのもあるけど、みんなガンガン攻めていく。そういうイメージで日本の試合に戻ったら、罠にハマったりするようなことが多くて…。セガサミー(8月)では、コースマネジメントを無視してガンガン1Wで行って、池に3発くらい入れました」と頭をかいた。

海外メジャー向きに振り切ったマネジメントを、少し国内向けに戻す作業。「その中でレベルアップしないといけないので、ちょっと狭めでもいつもより攻めていこう」というバランスが、ようやく落ち着きつつあるという。

この日の前半は「36」。「攻めるしかない」と切り替えた後半に、1イーグル3バーディと5つ伸ばして、通算11アンダー6位に浮上した。ショット、パットともに「なんかうまくハマらない」というもどかしさは続いているが、「ガッツポーズを多めにやったり(笑)」と気持ちでも盛り上げつつ、ここ3試合連続で最終日をトップ10圏内で迎えている。

国内ツアーでは今季3勝を挙げて賞金ランクトップに立つ。「賞金王は獲りたいし、これから後半戦に向けてビッグトーナメントも増えてくる。そこに向けて、良い流れを持っていけるようにしたい」と収穫の秋を待つ。

リーダーボード上位には、賞金王を争う木下稜介(賞金ランク2位)や金谷拓実(同3位)の名前もある。その争いの輪の中にいることが、ここからは重要になってくる。(北海道北広島市/今岡涼太)

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