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「良い20代だった」 石川遼は4バーディ、ノーボギーの“ラストラウンド”

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 初日(16日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)

「問題は多々あるけど、なんというか問題はないですね」と笑った石川遼。多少の課題は、いま歩んでいる道の一部。自身20代最後となるラウンドは、4バーディ、ノーボギーの「68」で締めくくった。

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この日はパターを「オデッセイ ホワイトホットOG 2ボールブレードパター」に替え、ボールも「キャロウェイ クロムソフトX トリプルトラックボール」へと変更した。7Wに替えて、「キャロウェイ APEX UW(21度)」というユーティリティとウッドの中間に当たる新クラブも実戦投入。「パフォーマンス的にすごく変わるということはなくて、ほんのちょっとのことだけど、その中で最善のものを見つけることはやっていいのかな」と、どん欲に新たな道具にも可能性を探っている。

あす17日は30歳の誕生日。20代最後のラウンドは「数字だけみたら4バーディ、ノーボギーだけど、結構ボギーを打ちそうなところはいっぱいあった。納得できる内容ではないですね」と、やや不満げながらも、綺麗なスコアカードはキープした。

「アメリカにもいたし、日本にもいたし、すごく恵まれた環境でゴルフの経験を積むことができた」と振り返った20代。「それを30代以降に生かしていきたい気持ちでいっぱいです」と未来を見る。

「まだ何も成し遂げていないと思っていて、これから達成していきたいことの方が多いです。良い20代だったと思うし、これから階段から落ちたりしなければ、元気な30代を迎えられそうなので(笑)、それが一番かなと思う」。悩まされてきた腰痛も乗り越えつつあるだけに表情も明るかった。(北海道北広島市/今岡涼太)

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