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片山、谷原、青木会長にも 小声の小斉平優和は大先輩に愛される

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 初日(3日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

最終18番、小斉平優和はグリーンサイドでプレーを見守る日本ゴルフツアー機構の青木功会長に気付いた。バーディパットが2mほどオーバーし、「青木さんの姿が見えて緊張しました」と苦笑い。それでも返しをねじ込み、ボギーなしの3バーディ「68」で3アンダー6位と好発進した。

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開幕前日、練習グリーンで青木会長から声をかけられた。右手が強すぎることを指摘され、左手への意識を高めてストロークが滑らかになった。「3、4mのパットが、そのおかげで入りました」とレジェンドに感謝した。

2019年に続いて2回目の出場となる今大会に向け、連日先輩プロに頼んで練習ラウンドを一緒に回ってもらった。1日(火)は歴代覇者でもある片山晋呉、2日(水)は谷原秀人とコースをチェックした。

「なるべく(一人ではなく)先輩と回るようにしています。勉強したいことがたくさんあるので」。懐に飛び込む度胸のわりに小さい声をいじられながら、貪欲に吸収した。片山の準備を食い入るように見つめ、「試合を想定して、ミスしたらここに来るというのを分かっていらっしゃる。それをマネしたり」

2年前は105位で予選落ちと跳ね返された舞台。マネジメント面を含めた成長を証明した23歳は「ずっと優勝しか狙っていない。自分の中で、やるべきことをやったら勝てるかなという手応えはあります」。相変わらず控えめな声のボリュームとは裏腹に、たっぷりと決意を込めた。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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2021年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills



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