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「残念。すごく残念」 V逸の大槻智春は何がダメだったのか?

◇国内男子◇ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 最終日(23日)◇取手国際GC(茨城県)◇東コース6804yd、西コース6531yd(パー70)

出だし一発目から雲行きは怪しかった。後続に3打リードの単独首位から最終日をスタートした大槻智春の白球は右に飛んでいき、フェアウェイバンカーへ。スタート前の練習では「普通に打てていた」というショットはその後も左右に乱れ、前半9ホールでフェアウェイをとらえたのは1ホールだけだった。

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それでも5番で15mのロングパットを決めて「いいところでバーディが来た」。7番では2打目を数十センチにつけてバーディとした。前半を終えてリーダーボードを見ると、後続との差は2打。その時点で「まずいな、というのはなかった」

3組前のスコット・ビンセント(ジンバブエ)とその1組後ろのショーン・ノリス(南アフリカ)が通算21アンダーでホールアウトした中、大槻は最終18番をパーで上がれば優勝だった。「自分の中で自信があるクラブで」と握った1Wは左からの風に流され、木が密集する右ラフへ。2打目はグリーン左バンカーに入った。そこからピン4mにつけたが、入らずボギー。プレーオフに突入した。

18番で行われた延長1ホール目。「反省」も込めて風を計算しティショットに臨んだが、今度は「つかまってしまった」と左へ。勝負の3打目でアプローチをミスショットし、脱落。ため息をこぼした。

「残念です。すごく残念です。ラフからのショットが多い中、耐えながらやって伸ばしたけど、最終ホールでボギーを打って追いつかれて。こういう形になったのが本当に残念ですね」と肩を落とした。

大会翌日の24日(月)は同じ茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブで海外メジャー「全米オープン」日本地区の予選会に挑む。同コースは下部ツアーの2017年「ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメント」の舞台となったことがあり、大槻は優勝した。悔しさをばねに、はい上がってみせる。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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