25歳の誕生日だった星野陸也。うれしい知らせは前日に届いていた

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 事前（12日）◇相模原ゴルフクラブ 東コース（神奈川県）◇7298yd（パー72）

この日25歳の誕生日を迎えた星野陸也には一日早く吉報が届いていた。11日の午前7時ごろに関係者を通じて知らされたという次週20日開幕のメジャー「全米プロゴルフ選手権」（サウスカロライナ州キアワアイランド）への出場決定。最新の世界ランキングはちょうど目安となる100位。待ち望んだ知らせに思わず「よっしゃ!」と声を上げた。

＜＜　下に続く　＞＞

思い入れのある地元・茨城での「ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント」や「日本ツアー選手権」も控えていたが、「自分の目標はPGAでプレーすること。メジャーに出られるとなったら行くと決めていた」と夢につながるチャレンジを決めた。

今大会後の17日に渡米する強行スケジュール。コロナ禍で求められる帰国後の2週間隔離をにらみ、新たな転戦プランも練っている。茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブで24日に行われる「全米オープン日本地区最終予選会」も見送ることになるため、米国内で行われる予選会へのエントリーを模索中だ。

さらに7月「全英オープン」（イングランド・ロイヤルセントジョージズGC）の予選を兼ねる「ミズノオープン」（27日～／岡山・JFE瀬戸内海GC）にも出られなくなる分、今週の優勝者に付与される全英切符獲得に全力を注ぐ。

当地は茨城・水城高時代の2014年「関東ジュニア」で優勝を飾ったコース。「自分の中では思い出の試合というか、いいイメージでプレーできる。今週勝たないと全英には行けない。頑張ります」と自らに高いハードルを課して臨む。（神奈川県相模原市／亀山泰宏）