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安全運転から5バーディ 52歳、手嶋多一「優勝は谷口さんに。僕は1打でも上に」

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 初日(6日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)

52歳の手嶋多一が、初日を7バーディ、1ボギーの6アンダー「66」で回る好スタート。ここ2試合は予選落ちを喫していたが、「今日はパターが良かったです」とグリーン上でスコアを稼いだ。

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「この2週間、3パットが1日3回も4回もあった。ロングパットの距離感があっていなかったので、これを直さないといけないと思った」と、今週はスコッティ・キャメロンのピン型の新パターを投入し、約1年半ぶりにマレット型からスイッチした。

開幕前にラウンドしたのはアウト9ホールのみ。イン9ホールは歩いてコースチェックしただけで、「すごい不安だったので安全運転」と、この日の前半インは2バーディ、1ボギーと静かなスタート。だが、後半アウトは「回っていたのでなんとなくイメージがついた」と5バーディとスコアを伸ばした。

2018年に22年間継続していた賞金シードを喪失し、今シーズンは生涯獲得賞金25位以内の資格で出場中。「できればシードを獲りたいです」という目標を掲げているが、「優勝は無理。谷口さんにお任せします」と史上6番目となる年長優勝記録にはそこまで興味を示していない。「僕は一打でも上に」とマイペースだ。

「コースは素晴らしいし、回っていて気持ちがいいです」という手嶋。今年は基本的には手押しカートのセルフプレーで戦っているが、ハーフターン時には「ちょっとイオンに行ってきます(笑)」なんて冗談も。「迫力がやっぱり違う。若い選手とやるのは楽しいです」と、スコアの良さも手伝って上機嫌だ。(栃木県那須塩原市/今岡涼太)

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