和歌山・星林高の野球部出身 高山忠洋のバイオグラフィー
2021年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品
期間:05/06〜05/09 場所:西那須野CC(栃木)
残り83万円…高山忠洋「ベストを尽くして優勝したい」
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 初日(6日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)
ツアープレーヤー144人が出場する今大会。特別保障制度(公傷)からのシード復帰に向け、残り2試合で最低83万910円がノルマの高山忠洋が、ノーボギーの7バーディ「65」で午前組のベストスコアでホールアウトした。
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「きょうはまずまず。頭を使いながらうまく回れたと思います」と、ショットは完璧とは言えないが、池やドッグレッグが多く、グリーン面も大きなアンジュレーションのあるコースを、丁寧に攻略した。
インから出た11番(パー5)。2打目でグリーン奥のカラーまで運んだが、「コブがかかって、SWかパターかで迷うくらいの傾斜。どっちを持ってもイメージが出なかった」という難しい状況だったが、「2、3mでもいいやと思って、その気持ちがスムーズにさせてくれた」と開き直り、1mにつけてバーディ奪取。「視野を広くしたのが良かった」と、その後のバーディ量産へ弾みをつけた。
コースは「光と影の魔術師」と呼ばれるロバート・ボン・ヘギー設計で戦略性に富む。高山は「途中でお腹が空いちゃって、バナナを食べたり、プロテインとブドウ糖補給のゼリーを食べたりしていた」と、必死で脳にエネルギーを送り続けた。
あと83万910円。サラリーマンならその額を稼ぐのに数カ月を要するだろうが、高山はあと2試合で稼がなければ、それ以降の出場権を失ってしまう。「分かっています。水曜日に青木(功)さんとたまたまロッカーで会って話をして、『勝ちに来るくらいの強い気持ちで来ないと負ける』と言われました。ベストを尽くして優勝したい」ときっぱり。
単独15位なら86万円を獲得できるが、見据えるのはそこではない。(栃木県那須塩原市/今岡涼太)