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「試合より緊張」金谷拓実は開幕前日プロアマを初体験

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前情報◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

2020年の「日本オープン」でプロデビューしてから、金谷拓実は欧米ツアーを合わせてすでに10試合を消化した。日本で今季2勝を挙げて賞金レースをリードしている立場だが、今大会はプロゴルファーとしての自覚を別の意味で促す週になった。

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日本ツアーは昨年のコロナ禍によるシーズン中断・再開後、今大会で初めて開幕前日のプロアマ戦を実施。金谷は初体験のアマチュアゲストを迎える懇親ゴルフを「試合よりも緊張しました」と振り返った。

大会スポンサー関係者とのプレーは、プロが“もてなす側”に回る。「どういうことが求められるのか分からない。アドバイス(が欲しい方)も、ゴルフそのものを楽しみたい方もいる。何を求められているのか考えると緊張した」と明かしたが、「ゲストの方に恵まれた」と組は和やかなムードに包まれひと安心。「お客さんよりも自分のほうが楽しんでしまった」と思わず苦笑いした。

中高生時代からトップアマだったことを考えれば、いわゆる“エンジョイゴルファー”とプレーする機会は近年、おのずと少なかった。ツアーのレベルになれているからこそ、はじめてのプロアマは戸惑いも生まれそうで、「ずっとプロや、プロを目指すような人とプレーをしてきた。でも、そうでない人がどうゴルフを楽しむのか。そういうのが見られて僕はうれしかった」と言う。「学生の時にキャディのアルバイトをして、お客さんが楽しむのを見るのが好きだった。その感覚を久々に味わえた」。ゴルフ本来の良さ、楽しさを改めて感じられる一日にもなった。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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