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プロデビュー5戦で2勝 金谷拓実は松山英樹の軌跡をたどる

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(18日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

また一つ、松山英樹の軌跡をたどるかのようだ。今春に東北福祉大を卒業したばかりの金谷拓実がツアー3勝目(アマチュアだった2019年「三井住友VISA太平洋マスターズ」含む)を挙げた。

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在学中の昨年10月にプロ転向してからは、国内ツアー5戦で2勝。松山も2013年、プロデビューから国内5戦で2勝(「つるやオープン」と「ダイヤモンドカップ」)をマークしている。

金谷はここまで5戦全てでトップ10入り。松山は7戦目の「ミズノオープン」で予選落ちするまで、6試合続けてトップ10を外さなかった。

松山は同年に4勝を挙げ、賞金王に輝いた。金谷は今回の優勝で2020-21年シーズンの獲得賞金を5589万5000円まで積み上げた。後続に1478万2442円の差をつけ、ランキングトップに浮上した。ルーキーイヤーで賞金王になれば、松山に次いで史上2人目となる。

大学では7期後輩。「アジアパシフィックアマ」を制して海外メジャー「マスターズ」に出場、国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝、世界ランク1位などアマチュア時代はまさに松山の影を踏んできた。2020年に輝いた年間最優秀選手に相当する「マコーマックメダル」は松山も手にしていない。

プロ9年目で日本人男子初のメジャー制覇を達成した松山は遠い存在なのか、それとも身近な目標なのか…。金谷は記者会見で、マスターズ優勝後に松山から2人で東京五輪代表になろうと電話で言われたと明かす一方、「松山さんはすごい選手なので、比べられるようなプレーヤーではない。頑張って、いいプレーヤーになりたい」と強調した。

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