溶接なしの新構造 テーラーメイド「SIM2」誕生/ギアニュース
石坂友宏はテーラーメイドと総合契約で賞金王目指す 「SIM2」をやさしくPR
男子ゴルフの石坂友宏が20日、オンラインで行われたテーラーメイドゴルフの新製品発表会に参加した。昨年11月の「ダンロップフェニックス」で金谷拓実とのプレーオフで惜敗した21歳は同社と今年、総合契約を締結。この日発表された「SIM2」シリーズのクラブを紹介し、2021年の目標に「ツアー2勝、賞金王」を掲げた。
一昨年末の日本ツアーの予選会を突破し、現役大学生(日本ウェルネス大)にしてプロ転向。2年目を前にタイガー・ウッズ、ダスティン・ジョンソンらと同じメーカーと契約を結び、「世界のトップの選手が使っているブランドであり、アマチュア時代から憧れていた。“チームテーラーメイド”の一員として今年は頑張らないといけない」と意気込んだ。
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発表会では用意された3つの1Wから「SIM2 MAX」(ほかに「SIM2」、「SIM2 MAX-D」)を選んで実際に試し打ち。緊張した様子を見せつつ「(ヘッドに)カーボンの素材をたくさん使っているのに金属音もする。去年のモデルと比べてまず振りやすい。距離も飛んでいますし、感触も良い。スイートスポットが広く、ミスヒットしても飛んでいる」と好印象を口にした。
前作「SIM」シリーズから「さらなるやさしさを追求」した製品はフェース面でのインパクトのばらつきを抑え、ミスヒットにいっそう強いところがセールスポイントのひとつ。試打で「ヒールに当たった」というショットが飛距離302ydを記録、スピン量も2220回転/分に抑えられ、「(試合中に)緊張感があるときに芯が当たることはなかなかない。ヒールに当たったときも良い感触でとらえられている」とPRした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年末まで伸びたシーズンにおいて、賞金ランキングでは15位につけて春の再開を待つ。「コロナ禍のこういう状況でなかなか試合の開催が難しい中、出られる試合は優勝して、レギュラーツアー2勝、賞金王を目指して頑張りたい」と高いターゲットを設定した。