2024/11/22欧州男子
“ゴルフ界のドン”杉原輝雄に学ぶファンサービスの極意
2010/04/30
ニュース
国内ツアー28勝の杉原輝雄氏が前立腺がんのため、大阪府茨木市内の自宅で逝去した。74歳だった。
1957年にプロ入りし、1962年のナショナルオープンで初優勝をマークした。1973年のツアー制施行後に通算28勝を挙げ、永久シード選手となった。海外やシニアを含めると通算63勝。病気が発覚した1997年末以降も、プレーに影響を及ぼす手術は受けないまま“生涯現役”を貫いた。
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2006年「つるやオープン」で68歳10カ月7日の史上最年長予選通過記録を樹立。2010年には「中日クラウンズ」で、同一大会51年連続出場という当時の世界記録を打ち立てた
2012年2月に行われた「お別れ会」では、選手会の会長を務めていた倉本昌弘が弔辞で「杉原さんの偉業のひとつはその“目力”にあります。鋭いまなざしには不屈の精神力と勝負に対するこだわりがみなぎっており、どんなに大きな外国人選手をも、たじろがせる迫力がありました。しかしニコッと笑った瞬間に、少年のような澄んだまなざしに変わり周囲を魅了しました」としのんだ。
2014年に日本プロゴルフ殿堂に選出された。