「サンドセーブ率」90位→1位 土壇場に強い伏兵
2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
夫婦タッグで「パーオン率」1位 タイの新ショットメーカー/男子ツアー再開
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月の「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。昨季の主要スタッツを振り返ってみた。
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ショットメーカーの指標として定着している「パーオン率」。日本ツアー本格参戦2年目で初シードを獲得したガン・チャルングン(タイ)が1位に輝いた。途中棄権があった今平周吾が対象外とされた「平均ストローク」部門と合わせて2冠でもあった。
「73.63%」は2003年のデビッド・スメイル(ニュージーランド)の「73.40%」を上回るツアー歴代最高。記録が残る1985年以降、コースセッティングの変化もある中で73%を超えたのは、2人以外で尾崎将司(73.33%、94年)、湯原信光(73.02%、98年)、谷口徹(73.32%、02年)しかいない。
PGAツアーチャイナでは2勝をマーク。日本でもキャリアを築いていく上でパートナーの存在が心強い。昨年3月に結婚したコイさんは、かつて日本に8年間住んでおり、タイにある日本の大手銀行に勤めていた経験も。流暢な日本語を操り、キャディ兼マネジャーとして転戦をサポートしてくれている。
シードに届かなかった18年のパーオン率は60.02%で78位。6つ年上の姉さん女房との結婚を境にスタッツが劇的に改善したというのも、なんだか微笑ましい変化だ。
<2019年パーオン率上位>
1/73.63%/ガン・チャルングン
2/72.04%/今平周吾
3/71.35%/スコット・ビンセント
4/70.75%/ハン・ジュンゴン
5/70.49%/ジャズ・ジェーンワタナノンド