2024/11/15国内男子
国内男子ツアーは未曾有の状況 池田勇太「いままでのやり方は通用しない」
2020/08/11
ニュース
どちらが制しても尾崎将司の26歳を36年ぶりに更新する最年少賞金王に―。2009年の男子ゴルフは盛り上がりを見せた。当時23歳の池田勇太が17歳の石川遼を逆転しプレーオフを制した真夏の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」は、そんな一年を象徴する一戦になった。
通算14アンダーの単独トップで最終ラウンドを迎えた石川は8番までに4つ伸ばし快調のスタート。しかし13番(パー5)で2打目を右に飛ばしボールが木に引っかかりロストボールでボギーとした。伸ばし合いの中の手痛いミスで池田と今野康晴の追い上げを許した。
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石川は14番からの2連続バーディで盛り返すが16番でボギー。先にホールアウトした池田と今野は21アンダーと2打先をいく。最終18番(パー5)は決めればトップに追いつく5mのイーグルパットでわずか30cmショートさせ、1打差で競り負けた。
今野とのプレーオフ2ホール目でバーディを奪って制した池田は、賞金ランキングで2位石川と74万2661円差のトップに浮上した。池田と石川。スタイルの異なる2人が熾烈な賞金王争いをリードし、後半戦へと向かっていった。