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韓国男子選手 再来日への壁と不安/いまどうしてる?

日本男子ツアーの賞金シード選手65人のうち、外国人選手は31人。うち15人が韓国籍、もしくは外国籍ながら韓国にルーツを持つ。新型コロナウイルス感染が拡大する中、彼らのほとんどは母国に滞在中だ。アジア人唯一のメジャーチャンピオンであるY.E.ヤン、昨季日本ツアー賞金ランキング8位のパク・サンヒョン、同22位のスンス・ハン(米国)は14日に再開した韓国女子ツアーの様子も注視しながら、再開の時を待っている。

コロナ禍のゴルフ場「むしろ混んでいる」

2009年に「全米プロ」を制し、18年から日本ツアーに復帰したヤンは、昨年末からハワイを拠点に練習に励んでいた。事態の変化を受けてソウルの家に戻ったのが3月下旬。「今は筋力トレーニングをしながら週2、3回のペースでゴルフ場で練習をしています」という。近隣の京畿道板橋に住むパク、仁川・松島のハンも1カ月ほど前から打ち込みを再開した。

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外出規制の社会は遠征続きの生活とは一線を画すもの。「小学1年生の息子は自宅で学校のオンライン授業を受けています。とはいえプロゴルファーは普段、家族と多くを一緒に過ごせないので、見方によっては良い時間を送っている」(パク)。「久しぶりに家族との時間を過ごせているとポジティブに考えています」(ハン)。シーズン中になかなかできない、父としての役割を果たす期間でもある。

国内のゴルフ場はコロナ禍にあっても賑わっているという。「広い空間での野外活動は安全ととらえられ、普段より多くの人が来場している。予約が難しいくらい。ウイルス感染者が来場して消毒のために1、2日臨時休業したコースもあるが、長期クローズしたゴルフ場はないそうです」(ヤン)。サウナやロッカー使用の制限、マスク着用や社会的距離をとること、また場内に入る際の検温実施を奨励しながら営業を続け、「ゴルフ場はむしろ普段より忙しいと聞きました」(ハン)

迫られる主戦場の選択

韓国女子ツアーが14日、メジャーの「KLPGA選手権」で今季初戦を迎えた。「スポーツ競技は5月に国の許可が下りた状態にある」(パク)。女子ゴルフの前、5日にはプロ野球、8日にはサッカー・Kリーグがスタートした。いずれも無観客での開催ながら、世界中からの注目度は異例と言えるほど高い。

韓国男子ツアーは「まだ確定ではないが、7月ごろ始まると思う」とヤンは言う。だからこそ、女子開幕戦は大きな試金石でもある。「女子の大会で感染者が出た場合には、男子の開催が難しくなる。リスクを承知しながら開催される試合なだけに、無事に行われたらと思います」(パク)と状況を見守っている。

一方で、3選手の主戦場である日本ツアーは再開の目途が立っていない(最短で7月)。ジャパンゴルフツアー選手会の理事を務めるハンは第一に、来日できない現状への不安を吐露する。「世界的なコロナ問題で、どの国に行くにも注意をしなくてはいけない。日本ツアーが始まるまでに入国問題をはじめとした多くのことが整理されていない。JGTOも解決策がなかなか出せないと思う」

14日に日本の外務省が発表した水際対策強化に関する措置でも、韓国は“上陸拒否”を行う対象地域として継続された。「実際に4月にビザの更新のために日本に行かなければならなかったが、行けなくなってしまった。ツアー再開が決まっても、在留資格の問題をまず解決しなくてはいけない」(ヤン)。長く日本ツアーを戦う彼らも査証の更新などが必要で、入国管理局、大使館を通じた資格取得に時間を要す。「『今年は日本ツアーに出るのは難しいのでは』と考えている韓国選手は多い。再開されれば韓国ツアーにまず集中するのでは」(パク)

「K防疫」のこれから

就任3年目を迎えたムン・ジェイン(文在寅)大統領は10日、「防疫で世界をリードする」と演説し、世界に先駆けた事態の収束について胸を張った。PCR検査への積極性や、スマートフォンの位置データを駆使した感染者の追跡を評価する声は多い。

ただし、彼らは警戒心を解いていない。「最近になって再び感染が広がっている。(自粛期間が終わり)若者が連休中にクラブに集まって感染者が増えたトラブルもあった。どの程度、落ち着いたのか注視しなくてはいけない。政府は限りなく多くの感染者を見つけ、人との接触を避けるよう取り組みを続けている」(ヤン)

「ウイルスは終息がないので、緊張を緩めないことが大事」(ハン)。「まだ韓国もコロナに勝ったわけではないんです。油断せず、自主的に人との距離を保ちながら状況を見守りたい」(パク)と、それぞれが長い戦いを覚悟している。(編集部・桂川洋一)

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