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「特例は認めない」石川遼のシード凍結問題に結論

今年のマンシングウェアオープンKSBカップでアマチュアながらツアー史上最年少優勝を果たし、一躍世間の注目を集めた石川遼(16)。その石川が同大会の優勝で獲得した2009年までのシード権(ツアーへの出場権)の扱いについて、この日行われた日本ゴルフツアー機構(JGTO)の理事会で結論が下された。

事の発端は、9月3日付けで石川サイドが提出した要望書。高校1年の石川にとって、学業とプロ生活を両立させることは難しく、高校を卒業する2010年まで1年間のシード権延長を求めていた。

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石川の立場を考慮した機構側も、運営委員会、理事会と時間を掛けて協議を重ねたが、「シード権はツアーの根幹を成す神聖なもの。年齢による特例を認めることは著しく公平性に欠ける」として、この要望を認めないことを全会一致で決めた。既に石川サイドにも連絡済で、石川の父・勝美さんは「シード権の性質については良く分かりました」と納得済みだという。

「ゴルフでは、たとえラフに入れようが、林に入ろうが、あるがままを受け入れて次の一打に臨まなくてはならない。今回もあるがままを受け入れたいと思います」と話す父。もし、今年中にプロ宣言して試合に出場した場合、シード権を維持するためには翌08年に16試合の出場義務が発生するが、08年頭にプロ宣言すると、その年の出場義務は発生せず、その年は出たい試合にだけ出る事が可能となる。

今回、“救済”という特例処置は受けられなかったが、臨んでも簡単には手に入れることの出来ない2年余りのシード権を掴んでいることに変わりはない。あとはいつそのカードを切るかだが、そのタイミングは早くても今シーズンオフとなりそうだ。

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