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新ルーティンを導入し、好スタートを切った石川遼

三井住友VISA太平洋マスターズ初日を首位と2打差の9位タイで終え、「自分に出来る最高のゴルフが出来た」と振り返った石川遼。ここ2大会連続で予選落ちを喫してしまっている石川だが、この日は「練習していることがコースで出来た」と笑顔を見せた。

「日本オープン、ブリヂストンオープンではアドレスがオープンになっていた」という石川は、今週はショット前にアドレスをチェックする新しいルーティンを取り入れた。クラブを腰の高さで飛球線に合わせ、足の向きをチェックする。悪いときは右ひざ、右腰が前に出てしまい、それがバックスイングにも影響していたという。「ブリヂストンオープン2日目が終わったときに谷原さんに言われました」という石川は、自分でチェック方法を考えて、それを実行している。

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さらに、「トップから、上半身・クラブヘッド・手ではなく、下半身が動くように意識した」という切り返しでスイングがスムーズになり、アイアンの飛距離も伸びている。ショット前には、切り返しの練習をする場面が目立ったが、「打つときは反射神経になってしまうので、素振りで体に覚えこませる為のルーティンです」と説明する。

「こんなに早くスイングが安定するとは思っていませんでした。でも、まだ途中なので悪いスコアは出ると思う。結果にはこだわらず、どうしても結果は求めちゃうと思うけど、スイングに注意してやりたいです」。明日も朝の練習場から良いスイングを作って行きたいという石川。スコアの目標は今日と同様に設定しないという。いかに自分の世界に入ってスイングのみに集中できるかが、3戦ぶりの予選突破の鍵となりそうだ

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