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「頑張らなくてもいいから踏ん張る」を貫徹した石川遼

「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目を終え、通算3アンダーの28位タイ。3試合ぶりの予選突破を果たした石川遼は、「4日間プレーできると思うと嬉しいです。3アンダーはまだ上位を狙える位置ですし、そのような状況にいる自分を幸せに感じます」と、会見で素直に喜びを露にした。

それでも「昨日よりはスイングが乱れ気味でした」と話す石川は、「序盤から凌いで、凌いでのプレーで、1ホール1ホールが長く感じられました。ダウンスイングのタイミングが合っていないように感じます」と、課題を感じている様子。その中で予選突破を果たせたことに、自分の中にある変化を感じ取っている。

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「ボギーを打っても、バーディを獲る必要はない。パーで十分、という気持ちで落ち着いていました。それがバーディにつながったのかも知れません」との言葉通り、この日はボギーの直後でバーディが3つ。「頑張らなくてもいいから踏ん張る、という気持ちですね。気持ちの持ちようが、予選落ちをしていた時と変わりました」と話す。それが、この日の「ボギーを打っても我慢。アプローチでも、パットが打ちやすいところにボールを落とせるようになりましたし、ズルズルとスコアを落とさなくなりました」というプレー内容へと導いているようだ。

「久々の決勝ラウンドで、明日が楽しみです。最終日をどういうモチベーションで迎えるかで、(大会を通じて)掴めるもの、経験値が変わってくると思うんです。そういう意味では、明日が大事。最終日を良いモチベーションで臨めるようにしたいですね」と話す明日の目標は、アンダーパー。雨が予想される3日目、上位のスコアが伸び悩む可能性もある。自分を成長へと促している「踏ん張る」ゴルフができれば、順位は自ずと上がって行くはずだ。

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