谷口徹は惜敗するも、賞金王争いではトップを快走!

谷口徹
最終18番、プレーオフをかけたイーグルトライが外れ、思わず倒れこむ谷口徹

通算12アンダーでブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並び、最終18番を迎えた谷口徹。「あんなの、入るとは思わなかった」と振り返るジョーンズのグリーン左からの3打目がカップに吸い込まれ、先にイーグルを奪われる。谷口もグリーン右からの3打目を放つが、惜しくもカップを外れて1打差で敗れた。

谷口が最後にアプローチを放った場所は、タイガー・ウッズが2001年のワールドカップで劇的なチップインイーグルを奪い、その地点に埋め込まれた「タイガープレート」の付近。「どっちが難しいのかは分からないけど、僕のは下りが入っているしね。向こう(タイガー)は横でしょ。どちらにしても100回やっても入るか分からないところだった。寄っただけでもすごいことだと思う」と振り返るほどの難ショットだった。

それでも単独2位で終え、賞金1,500万円を獲得。賞金ランキング2位の片山晋呉との差を約2,700万円に広げ、賞金王争いでもグッと優位に立った。「それは考えてない。結果でついてくれば嬉しいけど、試合に出ているときは目標は優勝しかないから」と話す谷口だが、5年ぶりとなる2度目の賞金王へ向け、風向きは良好だ。

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