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冷静な判断と緻密なショット 今平周吾が2打差首位で最終日へ

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(23日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

今季22試合に出場してトップ10入り14回(64%)と、抜群の安定感を誇る今平周吾が、今週も3日目を終えて首位に立った。7バーディ、2ボギーの5アンダー「66」。通算10アンダーとして、2位ハン・ジュンゴン(韓国)に2打差をつけた。

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「きょうもショットが良かったし、パットも結構決まってくれた」と、涼しい顔で振り返る。唯一のミスが出た8番のティショットは、右の松林の中へ。だが、隣接する4番のフェアウェイへ出し、そこから林を越えてグリーンエッジまで運び、ボギーに留めた。

致命傷を避けた後、3つ伸ばして迎えた最終18番(パー5)。今平のティショットはグリーンエッジまで226ydの右ラフだったが、「球の後ろのライが良くなくて、どういう球が出るかわからなかった。それなら100yd以内から打った方が、確率が高いと思った」と3打目勝負を選択した。同組のハンがグリーン奥に2オンし、3パットのパーとしたのとは対照的に、レイアップ後の3打目を1.5mにピタリとつけて、その差を「1」から「2」へと広げた。

現在、賞金ランキング1位ながら今年の優勝は1回だけ。3週前の「マイナビABCチャンピオンシップ」では、1打差首位で出た最終日にハンに優勝をさらわれている。「悔しい負け方をしたので、今度こそ負けないように頑張りたい」。今季5回を数える2位は、もう欲しくない。

2年連続の賞金王も視界に入れて、残り18ホールへと挑む。「最終日はあまり良いゴルフができていないので、ここで良いきっかけを作りたい」と、きっぱりと宣言した。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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